なぜお好み焼きともんじゃなのか?〜30年前の挑戦と想い〜

30年のこだわり
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はじめに

「なぜお好み焼きともんじゃ焼きのお店を始めたんですか?」

これは、30年間で数え切れないほどお客様から聞かれた質問です。確かに、津田沼でお好み焼きともんじゃ焼きの専門店というのは、1995年当時としては珍しい選択だったかもしれません。

今日は、粉と水が歩んできた30年の原点となる「なぜお好み焼きともんじゃなのか」についてお話しさせていただきます。

食べ放題のイメージを変えたかった

30年前、お好み焼きやもんじゃ焼きと言えば「食べ放題」のイメージが強くありました。確かに気軽に楽しめるのは良いことですが、私にはひとつの想いがありました。

「しっかりと大人でも楽しめるお店にしたい!」

お好み焼きともんじゃ焼きには、実はとても奥深い魅力があります。出汁の取り方、粉の配合、焼き方のタイミング…。ひとつひとつに職人の技術が必要な、立派な料理なのです。

でも当時は、その技術や美味しさが軽視されがちでした。だからこそ、**「ちょっと大人の為のお好み焼き・もんじゃ」**というコンセプトで、本当に美味しいお好み焼きともんじゃ焼きを提供したいと思ったのです。

鉄板を囲む楽しさ

お好み焼きともんじゃ焼きには、他の料理にはない特別な魅力があります。それは**「鉄板を囲んで、みんなで作って食べる楽しさ」**です。

恋人同士で、家族で、友達同士で…。鉄板を囲むと、自然と会話が弾みます。一緒に作り上げる過程が、特別な時間を演出してくれるのです。

「今日はどれにしようか?」 「ちょっと焼きすぎたかな?」 「これ、すごく美味しい!」

そんな何気ない会話が、大切な人との絆を深めてくれる。レストランでただ料理を食べるのとは違う、参加型の食体験がお好み焼きともんじゃ焼きの真の魅力だと考えています。

女性が入りやすいお店を目指して

1995年当時、お好み焼き屋さんと言えば「和風の古びたお店」が多かったのも事実です。確かに味は良いのですが、女性一人や女性同士では少し入りにくい雰囲気のお店も少なくありませんでした。

私は考えました。

「女性が入りやすいお店にしよう!」

そこで選んだのが、大好きなイーグルスの「ホテル・カルフォルニア」をイメージしたピンクとグリーンの内装です。実際にカリフォルニアまで行って、ホテルを見て写真を撮ってきて、内装工事の時に「これでお願いします」と伝えました。

内装業者の方も、わざわざ手塗りで壁のピンクを塗ってくれました。ピンクのような暖色は食欲が湧きますし、結果的に良かったと思います。

技術へのこだわりが生んだ「違い」

お好み焼きもんじゃ焼きの専門店として、私たちは技術にとことんこだわりました。

お好み焼きには一番出汁とふんだんな長芋を 贅沢に一番出汁を使い、長芋をたっぷり入れることで、ふっくらと甘みのあるお好み焼きが完成します。この「ふんわり感」こそが、当店の一番の特徴です。

もんじゃには2つのスープでコクをプラス 通常のもんじゃは粉を水で溶いたものですが、私たちは2つのスープで粉を溶いています。だからコクが全然違うのです。

さらに、日本人の味覚に合わせて、醤油味のもんじゃなども開発しました。これは他店ではなかなか味わえないと思います。

お客様の成長と共に歩んだ30年

30年間、多くのお客様にご愛顧いただく中で、嬉しい発見がありました。

独身時代にデートで来てくださったカップルが結婚され、今度はお子様と一緒にご来店してくださる。そんなお客様の人生の節目節目に寄り添える店になれたことが、何よりの喜びです。

「粉と水で初めてデートしたんです」 「子供の頃から家族で通っています」 「息子が結婚したので、三世代で来ました」

そんなお客様の声を聞くたびに、お好み焼きともんじゃ焼きを選んで良かったと心から思います。

これからも変わらない想い

なぜお好み焼きともんじゃなのか?

それは、大切な人と特別な時間を過ごしていただきたいからです。

鉄板を囲んで、一緒に作って、一緒に食べて、一緒に笑う。そんな何気ない時間が、実は人生で最も大切な瞬間なのかもしれません。

これからも「ちょっと大人の為のお好み焼き・もんじゃ」として、皆様の大切な時間のお手伝いをさせていただければと思います。

30年前に始めた挑戦は、今でも続いています。


津田沼で本格的なお好み焼き・もんじゃ焼きをお楽しみいただけます。大切な方と特別な時間を過ごしに、ぜひ粉と水へお越しください。

営業時間:火〜土曜日 17:00-24:00、日曜日 11:30-15:00, 17:00-22:00
ご予約:047-472-9624

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