津田沼の夜に聞こえる…送り火の日に語る30年の不思議な物語

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津田沼の街に静かに佇む数本の松の神秘

お盆の夜、津田沼に漂う不思議な空気

今日は8月16日、送り火の日。お盆で戻ってこられていたご先祖様方が、またあちらの世界へと帰られる特別な夜です。津田沼で30年お好み焼き店を営んでいると、この街にはいくつもの不思議な話があることに気づきます。

鉄板のジュージューという音が店内に響く夜、ふと感じる不思議な気配。決して怖いものではなく、むしろ温かく見守ってくれているような、そんな存在を感じることがあります。長年この地で商売をしていると、きっと多くの方々に支えられているのだと実感するのです。

特に今夜のような送り火の日には、津田沼の街全体に特別な静寂が漂います。普段は賑やかな駅前も、どこか神聖な雰囲気に包まれているような気がするのです。

津田沼の松並木に隠された物語

桜に囲まれながらも凛と立つ数本の古い松

津田沼には数多くのいわく付きの場所がありますが、その代表格が現在のイオンさん横にある桜公園の「松並木」ではないでしょうか。毎年春には美しい桜を楽しませてくれるこの公園ですが、なぜか桜の中に数本の松の木が堂々と立っています。

実はこの松は、古くからずっとここにあるのです。イオンさんができる前は駐車場、その前は室内スキー場がありました。確か当店ができる前、35年ほど前のことです。この場所が開発される度に、松の木を切る計画が立てられました。

しかし、切ろうとすると…色々なことが起こったそうです。

結局、松は切られることなく、その後イオンさんが建設された時も大切に残されました。そして現在は公園として整備され、多くの人々の憩いの場となっています。きっと松も、公園でリラックスする人々や遊ぶ子供たちを見て、喜んでいるのではないでしょうか。

店主の不思議な体験

30年間多くの人々を見守り続けてきた店内

実は私自身、少し霊感があるようで、不思議な体験をすることがあります。少し前のこと、住んでいるマンションの階段の踊り場に、何かがいてそこを通るのがイヤでイヤで仕方ありませんでした。階段は2つあったので、必ずもう一つの階段を使っていました。

なんというか、そこだけ空気が澱んでいる、そう感じる場所でした。多分、そこにいたい理由があったのでしょう。ところがある日、その場所がパッと開けたような感覚になったのです。もちろん詳しくはわかりませんが、俗にいう成仏されたような気がしました。

お店でも時々、不思議な温かさを感じることがあります。30年という歳月の中で、この場所には多くの人々の想いや記憶が重なっているのかもしれません。それは決して怖いものではなく、むしろこのお店を守ってくれているような、そんな存在なのです。

送り火の夜に感謝を込めて

津田沼という街は、新しいものと古いものが共存する不思議な場所です。松並木のように、開発の波に負けずに残り続けるものがあり、そこには深い意味があるのだと感じています。

本日は送り火。戻られていたご先祖の方々が、またあちらの世界に帰られます。私たちは日々、多くの見えない力に支えられて生きているのかもしれません。津田沼で30年商売を続けてこられたのも、きっと多くの方々に見守られているからこそ。

今夜は鉄板を囲みながら、そんな感謝の気持ちを込めて、ご先祖様をお送りしたいと思います。津田沼の不思議な物語とともに、温かい時間をお過ごしください。

まとめ

津田沼の街には、松並木のように長い歴史を持つ場所がいくつもあります。そんな不思議な魅力を持つ津田沼で、私たちは今日も感謝の気持ちを込めて、温かいお料理をご提供しています。送り火の夜、大切な人との時間を「粉と水」で過ごしませんか。

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