夏に涼む、子供時代の記憶
あの子は、
誰だったんだろう。
今でも楽しかった記憶しかない。
子供の頃、お寺によく行っていました。
お寺といっても、住職がいるわけでも、管理人がいるわけでもない。地域の住民が集まる場所で、なぜか仏像だけがあった。今思えば、ちょっと不思議な場所でした。
親が集まるから、子供も一緒についていく。子供ですから、じっとしていられるはずもなく、そのお寺の中で遊び始めるわけです。
鬼ごっこやかくれんぼをして遊んでいたのですが、その中に、たまに知らない子がいました。
まあ近所の集まりですから、顔を知らない家庭の子だっているだろう——そんなふうに気にせず、一緒によく遊んでいました。
でも遊びの終わりが近づくと、その子はいつの間にかいなくなっているんです。
その時は「先に帰ったのかな」くらいにしか思っていませんでした。
でも大人になった今、ふと思うんです。あれは——座敷童子だったのかな、と。
怖い話として振り返ろうとしても、なぜか怖さはまったく感じません。
むしろ、あの頃の記憶は、楽しかった思い出しかないんです。夏の日差しの中、境内を走り回って、知らない子とも仲良く遊んで。もしあれが本当に座敷童子だったのなら、幸運な夏休みの記憶だったのかもしれません。
少し涼めましたか?
怖くはないけれど、不思議な夏の記憶です。
不思議な話の後は、鉄板の温かい灯りの下で🍺
鉄板割烹バル 粉と水
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