結論から言うと、「粉と水」という店は、一人の元サラリーマンが29歳で全てを賭けて津田沼に開いた、本物を追い求めるお好み焼き・もんじゃ専門店です。その背景にある修業の日々と、津田沼という街を選んだ理由をこれからお伝えします。
はじめまして。「粉と水」店長の蜂谷正直です。最近、「どうしてこのお店を始めたんですか?」とお客様から聞かれることが増えてきました。おかげさまで、創業から30年。JR津田沼駅近く、前原西の津田沼ニイクラビル1階で変わらず営業を続けてこられたのも、地元・津田沼をはじめ船橋市・習志野市のお客様が足を運んでくださったおかげです。
せっかくなので、この記事では少し昔話をさせてください。広告会社、出版社を経て鉄板の前に立つようになるまでの話を、包み隠さず書いてみます。
こんな方におすすめ
- ✅ 「粉と水」の歴史やオーナーのことをもっと知りたい方
- ✅ 津田沼で長く愛されてきた老舗のこだわりを知りたい方
- ✅ 本格的なお好み焼き・もんじゃ焼きのルーツに興味がある方
- ✅ デートや記念日、家族の食事に「間違いないお店」を探している方
- ✅ 地元・津田沼・船橋エリアのご飯事情に詳しくなりたい方

サラリーマン時代——広告・出版の世界から飲食へ
もともと私は、いわゆる「普通のサラリーマン」でした。広告会社に勤め、その後は出版社へ。文字や写真やデザインで「何かを伝える」仕事が好きでしたし、それなりにやりがいも感じていました。
ただ、心のどこかにずっと引っかかりがあったんです。「自分の手で、直接お客さんを喜ばせる仕事がしたい」という感覚です。広告や出版は、誰かの商品・サービスを通じて届けるもの。でも食事って、作ったものがそのままお客様の口に入って、「おいしい」という表情が目の前で見られる。その即時性と直接性に、ある時期からすごく惹かれるようになっていました。
飲食の世界に飛び込もうと決意した時、周囲には「いきなりすぎる」と言われました。でも振り返ると、私にとっては自然な流れだったように思います。「伝える」から「食べさせる」へ——結局やっていることは、誰かに喜んでもらうことへの執着なんだと気がつきました。
神楽坂「神楽坂もんじゃ」での修業——鉄板の前で学んだこと
飲食に転身すると決めてから、修業先として選んだのが神楽坂にあった「神楽坂もんじゃ」です。なぜもんじゃだったのか、とよく聞かれます。
理由はシンプルで、「もんじゃはごまかしが効かない」と思ったから。お好み焼きもそうですが、特にもんじゃは素材とダシと火加減のバランスが全て。見た目で誤魔化せないし、素材の質がそのまま味に出る。だから本物を身につけたかったら、まずここだと感じたんです。
神楽坂での修業は、想像よりずっとハードでした。ダシの引き方、具材の種類と量、鉄板の温度管理、生地の水分量——全てに理由があって、全てに正解がある。「粉」と「水」の比率一つとっても、ほんのわずかな違いが仕上がりを大きく左右する。毎日鉄板の前に立ちながら、「これは終わりのない探求だ」と思い知らされました。
それが、後に店名を「粉と水」にした理由でもあります。シンプルな言葉の中に、この料理の本質が全部詰まっている気がして。
修業中に特に叩き込まれたのは、ダシへのこだわりです。当店のもんじゃは、2種類のダシを合わせた「Wスープ」を使っています。これは神楽坂時代に「一種類じゃ出せない奥行きがある」と体感したことが原点。今も変わらず続けているこだわりです。また、基本のお野菜を6種類入れるというスタイルも、修業で培った「素材の組み合わせで味が変わる」という経験から来ています。
✓ ここまでのポイント
- 店長・蜂谷は広告・出版業界から29歳で飲食の世界へ転身した元サラリーマン
- 神楽坂のもんじゃ専門店での修業で「粉と水の黄金比」「Wスープ」のこだわりを学んだ
- 店名「粉と水」は修業時代に気づいたもんじゃの本質からつけられた
なぜ「津田沼」だったのか——高校時代に遊んだ街への恩返し
修業を終えて、いざ開業という時に選んだのが津田沼でした。これは迷いのない決断でした。
高校生の頃、私はよく津田沼に遊びに来ていました。当時はイオンモールも津田沼ビート(旧PARCO)も今とは違う顔をしていましたが、駅周辺はいつも活気があって、「この街が好きだ」という感覚だけははっきりあった。だから「自分の店を持つなら津田沼」というのは、むしろ最初から決まっていたようなものです。
津田沼はJR津田沼駅と京成津田沼駅が近く、船橋市と習志野市にまたがる商業エリア。マンションが立ち並ぶベッドタウンでもあり、ファミリーから若いカップル、単身の方まで幅広い世代が暮らしています。「老若男女が集まる街に、みんなで囲める鉄板の店を」というイメージが、開業当時からずっと頭にありました。
おかげさまで今は、30代から70代まで幅広い年代のお客様にご来店いただいています。デートのカップルさんもいれば、ご夫婦、ご家族連れ、仲間同士の飲み会、会社の宴会と、使い方も様々。「粉と水に来れば間違いない」と思っていただける存在になれているなら、29歳の自分の判断は正しかったと胸を張れます。
30年間変わらないもの、進化させてきたもの
創業から30年——正直に言うと、変えてきたものもたくさんあります。メニューの幅は広がり、お好み焼き・もんじゃに加えて、ステーキ・牛タン・和牛カルビ・ハラミ・ホルモンといった鉄板焼き肉料理も充実させてきました。飲み放題付きの宴会コース(5,000円〜6,500円)や、冷めても柔らかいと評判のステーキ弁当、高級弁当のテイクアウト対応も始めました。
でも、変えていないものもあります。
一番出汁とふんだんに芋を入れたふんわりお好み焼き、Wスープのもんじゃ、そして「粉と水の黄金比」を追求する姿勢。これは修業時代から一ミリも妥協していません。専用グラスとこだわりの注ぎ方でビールを提供する「神泡認定店」としての品質管理も、「細部にこそ本物がある」という考え方の延長です。
また、当店は完全禁煙です。小さなお子様やベビーカーでのご来店も大歓迎で、離乳食の持ち込みも構いません。アレルギーや宗教的なタブーについても、お申し出いただければできる限り対応します。「誰でも安心して来られる店」であることも、30年間ブレていない方針のひとつです。
記念日のお客様には、デザートの「魔法のプリン」をメッセージプレートに変更したり、花束(別途実費)のご用意もお受けしています。淡いピンクの壁とグリーンの椅子が特徴の店内は、大切な記念日にも不思議と馴染む雰囲気だとよく言っていただきます。
まとめ——鉄板の前で、またお会いしましょう
元サラリーマンが神楽坂で修業して、29歳で津田沼に飛び込んだ。その30年後に今の「粉と水」があります。
津田沼ニイクラビル1階の店内は40席。4名さまのテーブルでも、お一人様でも遠慮なくお越しください。火曜〜土曜は17時から、日曜はランチ(11:30〜15:00)とディナー(17:00〜22:00)も営業しています。ラストオーダーは閉店1時間前ですので、2次会としてもご活用いただけます。
「もんじゃって自分で作れるか不安」という方もご安心を。スタッフがしっかりお手伝いします。鉄板を囲んで、一緒に作って、一緒に食べる——その時間を、ぜひ一度体験しにきてください。
ご予約・お問い合わせは、お気軽にどうぞ。お待ちしております。
📞 電話予約: 047-472-9624
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