結論から言うと、「粉と水」が30年続いてきた理由は、変えてはいけないものを守り続けながら、変えるべきものには素直に向き合ってきたからだと思っています。
1995年、当時29歳だった私・蜂谷正直は、JR津田沼駅から徒歩すぐの場所に、お好み焼きともんじゃ焼きの小さなお店を開きました。広告会社、出版社と渡り歩いたサラリーマン時代を経て、まったく異なる飲食の世界へ飛び込んだのです。あれから30年。当時と変わらない鉄板の上で、今日もお客様の笑顔が生まれています。
この記事では、そんな「粉と水」の歴史を振り返りながら、老舗として守り続けているもの、そして時代とともに変えてきたものをお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 津田沼・船橋エリアで長く愛されるお店を探している方
- ✅ お好み焼き・もんじゃ焼きの本格的なこだわりを知りたい方
- ✅ 記念日や特別なシーンに使えるお店を見つけたい方
- ✅ 子連れや家族でも安心して入れる雰囲気のお店をお探しの方
- ✅ 30年の歴史を持つ老舗ならではの「物語」に興味がある方

元サラリーマンが鉄板の前に立つまで――開業のきっかけ
もともと私は、料理人を目指してこの世界に入ったわけではありませんでした。広告会社でコピーを書き、出版社で誌面をつくる。そんなデスクワーク中心の日々を送っていた20代後半、ふとした縁で東京・神楽坂にあった「神楽坂もんじゃ」の門を叩きました。
修行を始めて気づいたのは、もんじゃやお好み焼きの奥深さでした。小麦粉と水の配合、出汁の引き方、鉄板の温度管理——どれ一つとっても、簡単に「正解」にはたどり着けない。でも、だからこそ面白かった。広告や出版の仕事で培った「伝える力」と、修行で学んだ「つくる技術」が、私の中でつながった瞬間がありました。
「高校生のころ、よく遊んでいた津田沼でお店を開こう」。そう決めたのは29歳のとき。調理師免許を取得し、1995年に「粉と水」の鉄板に初めて火を入れました。
30年変えていないもの——「粉」と「水」への執念
店名の「粉と水」は、お好み焼きの根幹をなす二つの素材から取っています。開業当初から一貫して追い求めてきたのが、この「粉」と「水」の黄金比です。
当店のお好み焼きは、一番出汁をたっぷり使い、芋をふんだんに加えることで、焼き上がったときのふんわり感を生み出しています。表面はしっかり焦げ目がつき、中はとろけるような柔らかさ。この食感は、ご家庭の薄いフライパンでは再現できません。厚みのある専用鉄板が、熱を均一に蓄えて生地全体をムラなく焼き上げるからこそ出る味です。
もんじゃも同様です。2種類の出汁を合わせた「Wスープ」と、基本のお野菜6種類を惜しみなく使う配合は、開業から一度も変えていません。「もんじゃってこんなに旨かったのか」とお客様に言ってもらえることが、変えない理由の全てです。
鉄板焼き肉料理についても同じ姿勢で向き合っています。ステーキ、牛タン、和牛カルビ、ハラミ、ホルモン——素材を選び、鉄板の温度を見極め、タイミングを逃さずに仕上げる。この丁寧な仕事は、30年経った今も変わっていません。
✓ ここまでのポイント
- 元サラリーマンの店主・蜂谷が神楽坂での修行を経て、29歳で津田沼に開業。2025年で創業30年を迎えた。
- 「粉と水の黄金比」「一番出汁」「Wスープ」「6種野菜」といったこだわりは開業当初から一切変えていない。
- 分厚い専用鉄板による調理は、家庭では出せない食感と味わいを実現する。
時代に合わせて変えてきたもの——お客様の声が進化の原動力
一方で、「変えてよかった」と心から思っていることもあります。その最たる例が、完全禁煙化です。以前は喫煙可のお席もありましたが、お子様連れのお客様や煙草の煙が苦手な方からのご意見を積み重ねて、全席禁煙に踏み切りました。
「乳幼児を連れて入れるお店が近くにない」というお声は、津田沼・船橋エリアのマンションが増えていく中で、年々多くなっていました。完全禁煙にしてからは、ベビーカーを押してご来店くださるご家族も増え、離乳食の持ち込みもOKにしています。子供用椅子は用意できていないのですが、スタッフが精一杯サポートしますので、どうか遠慮なくお声がけください。
もう一つの変化は、記念日対応の充実です。淡いピンクの壁とグリーンの椅子が印象的な落ち着いた店内は、気づけばデートや記念日でお越しになるお客様に「雰囲気がいい」と言っていただけるようになっていました。その声に応えて、デザート「魔法のプリン」のメッセージプレートへの変更や、花束のご用意(別途実費)も承るようになりました。誕生日、結婚記念日、入学・卒業のお祝い——特別な日の演出を、できる限りお手伝いしたいと思っています。
さらに近年力を入れているのが、テイクアウトと高級弁当です。「冷めても柔らかいステーキ弁当」は、会社の打ち合わせや会議のお供として、法人のお客様にもご利用いただいています。鉄板で丁寧に仕上げた料理は、持ち帰っても美味しさが続く——そのことを証明したくて生まれたメニューです。
30年支えてくれた津田沼の皆さんへ
「粉と水」のある千葉県船橋市前原西、JR津田沼駅のすぐそばは、この30年でずいぶん景色が変わりました。津田沼ビート(元PARCO)、イオンモールNorth・South、新しいマンション——街は着実に変化し続けています。
それでも変わらないのは、開店前に「今日はどんなお客様が来てくれるだろう」と思いながら仕込みをする気持ちです。30代から60代・70代まで幅広いお客様が、デートで、家族で、仲間と、そして一人で訪ねてきてくださる。その一人一人に、今夜の鉄板を楽しんでもらいたい——それだけを考えて厨房に立っています。
宴会コースは150分飲み放題つきで5,000円〜6,500円。最大40名様の貸切にも対応しており、忘年会・新年会・歓送迎会・会社宴会にもご利用いただいています。ラストオーダーは閉店1時間前(火〜土は23時)ですので、2次会としてのご利用も大歓迎です。神泡認定店として、ビールの品質にも自信があります。
アレルギーや宗教的なタブー食材についても、事前にお申し出いただければ取り除いて調理いたします。一人でふらっと立ち寄りたい方も、4名テーブルに一人でお座りいただけますので、どうかお気軽においでください。
まとめ——「変えないこだわり」が、30年後も続く理由
粉と水の黄金比、一番出汁、Wスープ、分厚い鉄板。これらは開業した日から、一度も妥協したことがありません。一方で、完全禁煙化・記念日演出・テイクアウト充実など、お客様の声を受けて変えてきたものもたくさんあります。
変えないものと変えたもの——その両方があって初めて、津田沼という街で30年間、皆さんに愛し続けていただけたのだと感じています。これからも「粉と水」は、鉄板の前に立ち続けます。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからどうぞ。初めてのご来店でも、常連の皆さんと同じように温かくお迎えします。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆さんのご来店を心からお待ちしております。
📞 お電話でのご予約・お問い合わせ:047-472-9624
🌐 ウェブサイト・ご予約:粉と水
【店舗情報】
店名:粉と水
住所:千葉県船橋市前原西2−13−15 津田沼ニイクラビル1階
アクセス:JR津田沼駅より徒歩すぐ
営業時間:火〜土 17:00〜00:00(L.O. 23:00)/日 11:30〜15:00・17:00〜22:00
定休日:月曜・祝日(年末年始休暇あり)
全席禁煙/テイクアウト可/宴会・貸切対応


